書籍紹介

「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である『Think CIVILITY』

こんにちは。タケルです。今回は、礼儀正しいことの正しさを追求し、その影響力の大きさを証明した一冊。クリスティーン・ポラスの『ThinkCIVILITY』「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略であるを紹介します。

無礼な人が与える影響

当然、無礼な人が良いと思っている方はいないと思います。しかし、まず問題となるのは無礼かどうかを判断するのはその言動をしたその人ではないということです。言動を受けた人がどう感じるかで、無礼かどうかが決まります。

社会通念的、あるいは常識的な範囲内で無礼かどうかの判断基準は存在しますが、言動を受ける側が礼儀正しい人であると感じるか、気持ちよく感じるかどうかが重要となります。月並みにはなりますが、まずは自分がされて気分が良いかどうかという視点で自分の言動が無礼か否かを捉えてみる必要があります。

5つの費用

本書の中で、強く訴えられていることは、無礼な人は費用がかかるということです。主に5つの事柄に関して費用がかかると言っています。

5つの費用

人の健康です。無礼な言動を受けた人は免疫システムに害を受ける確率が高くなり、病気になる可能性が高いということです。無礼な言動を継続的に受ければ心身ともにストレスがかかるため、病気にもなりやすくなるということは容易に想像がつきます。

会社が損害を被るということです。社内に無礼な人がいることで、その人の周りの人は病気になりやすく、居心地が悪くなり、労働意欲もそがれ、離職率が高くなることが統計的にわかっているそうです。

周囲の人の思考能力の低下です。無礼な言動は頭に焼き付く傾向があり、結果として、集中力の低下、個々の能力が発揮できない、アイデアが閃かないあるいは減少すると言ったことが起こります。

周囲の人の認知力の低下です。無礼な言動というのは抑圧的な言動でもあります。そのため、無礼な言動をする周囲の人たちは抑圧を受けている状態となるため、ミスが増えたり、意思力が低くなり主体的行動を妨げられる結果となります。

周囲の人が攻撃的思考になるというものです。無礼な人の言動につられ、ついつい自分もきつい言動(攻撃的な言動)になった経験はありませんか。否定的言動をしたり、破壊的思考をもったりしてしまいます。無礼はウィルスのように伝染してしまうというものです。

このようにみていくと、無礼は人の心を蝕み、金銭的にも損をさせるということで、避けなければならないということがわかります。

礼節のある人のメリット

個人が受ける3つのメリット

礼節のある人、個人が受けるメリットは主に3つあると著者は言っています。

一つ目は、仕事を得やすいということです。礼儀正しい、礼節のある人と一緒に仕事をしたいと誰しも思うのは当然です。取引先としても紹介したくもなるし、仕事をやって欲しいと思うはずです。

二つ目は、人脈が構築しやすくなるということです。一つ目のメリットと関連しますが、礼節のある人の周りには礼節のある人が集まるため、ネットワークはどんどん広がります。
ネットワークが広がれば、仕事もますます得やすくなり、好循環が生まれます。

三つ目は、出世の可能性が高まるということです。礼節のある人が自分の部下であったり、上司であったりした方が気持ちよく仕事もでき、生産性も上がります。生産性が上がれば、当然評価が上がるので、出世の可能性も高くなります。

礼節は伝染する

無礼は伝染すると前述しましたが、礼節も強く伝染します。礼節の伝染は好循環を産み出し、個人にとっても会社などの組織(チーム)にとっても良い結果をもたらします。

本書に書かれている礼節を伝染させる一つの法則をご紹介します。「10/5ウェイ」と言うものです。至って簡単なことです。誰かが自分の10フィート以内に入ったら微笑み、5フィート以内に入ったら挨拶などの声かけをするように心がけると言うものです。
道端ですれ違う垢の他人にやったら変な人と思われますが、社内や近所の人にやれば気持ち悪がる人はいないと思います。

一気に気分が高揚すると言う分には行かないかもしれませんが、少なくとも悪い気分にはならないはずです。少しずつお互いの距離も縮まり、雰囲気もコミュニケーションも改善されていくのではないでしょうか。

礼節を身につける

これまでの話で礼節を身につけ、礼儀正しい人になることが、より良い仕事と人生を送るために大切であることはおわかりいただけたかと思います。本書では、礼節を身につける方法を示しています。その方法をいくつかをご紹介します。

3原則を守る

笑顔をたやさないことです。笑顔でいることはもちろん健康にも仕事にも有利に働きます。本書で紹介している笑顔になるための方法は「インサイドアウト・アプローチ」です。笑顔が作れないなら、明るい感情を持つように心がけ、笑顔が出るようにしていこうという方法です。

相手を尊重するということです。相手を尊重するためには、その人の存在を認めることが必要です。さらに存在を認めるためにはその人を知る必要があると言っています。

相手の話をよく聞くということです。自分の態勢を整えることで「聞く力」が向上すると言っています。そして、話すと聞くの割合は「1:2」位が良いと言っています。

5つの心得

以下の5つの心得を実践して、ワンランク上の礼節を身につけることができると言っています。

5つの心得

「与える人になる」です。他の人から何かをもらったり、恩恵を受けたりばかりでは、他の人に、社会に貢献をしていないことになります。貢献することは礼節の基本だと思います。著者もアダムグラントの「GIVE&TAKE 与える人こそ成功する時代」の内容を引用しています。「与える人」は周囲の人たちと深く広い人間関係を築くことになる。

「成果を共有すること」です。決して自分だけの手柄にせず、自分が納めた成功もその前には他の人の助けがあったかもしれない。そして、他の人の成功の裏には自分の助けがあったかもしれない。そのように考えると、まさに『GIVE&TAKE」です。

「褒め上手な人になる」です。褒め上手な人が礼節があるということは想像がつきます。そして、褒め上手な人は「感謝することも上手である」と著者は言っています。

「フィードバック上手になる」です。フィードバックするということは当事者意識を持つことになります。他人事では本当の意味でのフィードバックにはならないでしょうし、フィードバック自体しないのではないでしょうか。

「意義を共有する」です。意味を感じる人になる。使命を強く意識する。ことが必要です。

礼節ある会社になる

個人が礼節になると同時に会社も礼節のある会社になれば、会社は居心地の良いものとなり、従業員も顧客も満足し、幸せになります。著者はそのために会社としてすべきことを述べています。

無礼な人は採用しないこと。つまり、礼節ある人を見極める採用システムを取り入れることです。無礼な人を見分けるテクニックについても本書の中で述べられています。

礼節を高めるコーチングを取り入れること。これにはいくつかポイントが挙げられていますが、一番大切だと思うことは「守るべき価値観を伝え続けること」でしょう。

誤った評価システムを改善すること。ここでのポイントは「目に見える成果だけを評価しないこと」ということです。礼節の高さ、プロセス、を評価するべきであるというのが著者の主張です。礼節の高さを評価する企業は今の日本にはほぼないといっても良いでしょう。

無礼な人に狙われたときのへの対処法

無礼な人を完全に避けることはできません。本書で述べられている無礼な人に狙われたときの対処法を4つ紹介します。

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振り回されないこと。これは常に自分自身を保ち続け、決して自分を見失わないようにすることです。自分の力だけで変えられると思わないことです。皆んなの力で対峙する必要があります。

やり返さないことです。「売り言葉に買い言葉」的な発想、「仕返し」をしてやろうということは考えず、極めて冷静になることが鍵となります。やり返しては無礼な人0の思うつぼです。これは感覚的にもわかるのではないでしょうか。

成功しているという自覚を持つことです。これが最強の防御策であると著者は言っています。自分が成功していると思える人は、健康で回復が早いということが調査からわかっているそうです。

未来に目を向けることです。確かに、未来に意識をおき、成功している未来を見続けていれば、目先の事柄に影響は受けにくいでしょう。

まとめ

礼節の大切さがなんとなく伝わったでしょうか。本書では礼節を高める具体的なテクニック、著名な企業の実践例、そして、自分の礼節度のチェック方法も記載されていますので、ぜひ手にとってお読みください。

本ブログがきっかけで、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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